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Article #4

Re: autoclave

#4
From: Takao Oishi
Date: Wed, 28 Oct 1992 04:49
73 lines
4382 bytes
大石@電総研です。ゆざわ@ウイルス研さん、池@理研さん、さっそく教えて頂き
どうも有難うございました。

 |>(1)ボトルの蓋にアルミホイルを被せるのはなぜか?

まあ多少の意味はあるが、無くても構わないというところですね。

 |>(2)チップの入ったラックをアルミホイルで包むのはなぜか?
 |>    どうしても水滴が残ってしまって、却って不便なのですが、惰性で
 |>    やっています。
 |
 |これも趣味の問題でしょう。私はオートクレーブ用のパックで包みます。包む理由
 |は滅菌済みであることを確認するためと、ほこりよけです。人によってはオートク
 |レーブ用のシールを貼ったり、まとめて箱に入れて滅菌することもあるようです。
 |残る水滴が気になるのでしたら、50℃程度の乾燥器に入れておくと水分は飛びま
 |す。
 
私も乾燥器は使っています。ところでオートクレーブ用のパックというのは
どういうものですか?
それともう一つ細かい追加質問があります。GilsonのC10チップを使っているの
ですが、「紙箱ごと、開封しないでオートクレーブすべきです」と書いてあるのが
前から不思議なのです。滅菌後、どうやってあの静電気だらけの内袋から無菌的に
チップを取り出すのでしょうか?ちなみに私はまず箱を開けて袋を破り、ラックを
缶に入れて滅菌しています。大体96本一度に使うことも余りありませんし。

 |>(3)オートクレーブするときは水蒸気が容器の中まで行き渡らないといけない
 |>   というのは本当か?
 
 (ここの引用のみ、ゆざわさん)
 |水蒸気で高圧にして沸点以上(一般には120度か121度)の高温で処理
 |するのが目的なので、この理屈は???です。
 |でも、瓶の蓋は弛めておかないと圧力がかかったときに瓶が割れる恐れがあ
 |りますから、ご注意ください(幸いにして私はまだこういう失敗はしていま
 |せんが)。

いつもかなりきつく蓋をしてるんですがPyrexでも危ないんでしょうか?
それと、下に書きますがpHのことが気になります。

 |これは本当です。芽胞を持つ細菌は高温・高圧の水蒸気(オートクレーブの条件
 |ですね)に接触しないと死滅しません。ですからオートクレーブ程度の温度だけ
 |では駄目なのです。高温で滅菌するときは乾熱滅菌器がありますが、200℃以
 |上で行うのではなかったかな? 溶液の滅菌については、モレキュラーの実験に
 |おいてはオートクレーブで液量が変わる程度の変化は影響がないということでし
 |ょう。(通常、とてつもなく高い濃度の溶液を用意しますよね)
 |
 |#でも気になると落ち着きませんよね。オートクレーブで起きがちの話としては
 |他にpHの変化とか、釜の中の水が汚れていて滅菌した溶液の色が変わるとかい
 |うのがありますね。

「釜の中の水が汚れていて滅菌した溶液の色が変わる」ってどういうことですか。
恐ろしげですね。

 |>(4)チューブやチップに関してはエチレンオキサイドのガス滅菌では駄目なの
 |>   だろうか?
 |
 |モレキュラーの実験でチューブやチップを滅菌するのは何のためでしょう? 目
 |的以外のDNA・RNAやDNAse、RNAseのコンタミを避けるためです
 |よね。ガス滅菌ではこれらのコンタミを阻止することができないのではないでし
 |ょうか? その変わり、放射線滅菌なら遺伝子もタンパク質もこわれるので大丈
 |夫です。
 
私はRNAの抽出にChomczynski and Sacchi, 1987の方法を使っているのですが、
酢酸バッファー(pH4.0)を使います(ほとんど酢酸ですね)。もしこの溶液を
オートクレーブにかけるとき蓋を弛めにしたら、酢酸がかなり飛んでいっちゃい
ます(勿論pHも上がる)よね。濾過滅菌ではやはり酵素が除けないし。今迄どお
り、きつく蓋をしてオートクレーブでいいのでしょうか?

 |#ほんとうはこんなことしている時間がないのに。
 |#科研費の申請書作りが終ってない!

お忙しいところごめんなさい。(_O_)

大石高生@電総研脳機能 toishi@etl.go.jp 0298-58-5843
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From: toishi@etl.go.jp (Takao Oishi)
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Subject: Re: autoclave
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Date: 28 Oct 92 04:49:43 GMT
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 <1992Oct27.115937.5197@rkna50.riken.go.jp>
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